たちの悪い加害者への対策〜自動車事故を起こした時の対処法〜

事故を起こした時は、焦らず行動する！事故状況は自分で説明する

新車を購入し、1ヶ月目の支払いが済んだ頃でした。 その日は、友人を助手席に乗せて出かけていました。 前を走っていた車が、右ウィンカーを出し導流帯（以下ゼブラゾーン）へ入っていったため、右に曲がると思いそのまま進みました。 相手の車と並行になった時に、急に相手がハンドルを左に切り始め、私も友人もぶつかる覚悟を決めました。 相手の方は、こちらの方は見ておらず、そのままハンドルをきりぶつかりました。 ブレーキを踏み少しでも衝撃を弱めようと速度を落としたものの、やっぱり体にかかる負担は大きく、衝突した時に少し首が痛みました。 私がいる運転席側に相手の左前部分がぶつかっているような状態で道路で立ち往生していると、ぶつかってきた相手がなぜが私にごめんという素振りをしながら笑っているのです。 その瞬間、相手の方が車を動かし出し、車同士が擦れ合うものすごい音が響き、驚いた私と友人は車からおり、その行為をやめるように言うも相手の方は車と車を引き剥がそうと続けます。 ぶつかったところの傷はどんどん悪化していくばかり、堪忍袋の緒が切れそうになった時に車同士が離れたため、相手の方に近くの駐車場に入るように伝えました。 駐車場に入ってからも、相手の方はまったく反省されている様子はなく、「あらー、こんな傷がついてる。あなたの保険料上がっちゃうわね。」などと言われて、こちらは呆れて物も言えない状態でした。 その後警察に連絡し、警察が到着後事故の状況を説明しました。 腹が立って仕方がなかった私は、相手が事故状況を説明する前に自分で警察に愚痴をこぼすように状況を説明しました。 警察はすべての話を聞き終えると、相手の方に「事故原因は何か分かりますか」と尋ねましたが、相手の方は、「この子がすーっと出てきたから」と事故は私のせいだと言うのです。 そのあと、相手の方は警察官に事故の原因はあなたの確認不足ですと怒られて、やっと自分がしたことが分かったようでした。 もし、相手に説明を任せていたらと思うとぞっとしました。 その後、私は首の痛みが続いたため大きい病院へ行き、むち打ちと診断されました。 首が痛いことで、寝るのも起きてるのも何もかもが痛く、とても辛かったです。 病院に数週間おきに通院し、約3ヶ月で完治しました。

なかなか話が進まない示談〜相手と相手側の保険会社〜

事故後、私は自分の車をディーラーに持って行き、傷などを確認してもらうと、傷は板2枚にわたっており、修理代はなかなか高額になると言われました。 私は、新車に変えたのを機会に自動車保険も変えていたため、保険は使えない状態でした。 相手の方とは連絡先を交換していましたが、相手側からの謝罪の電話もなく、すべて相手側の保険会社と自分たちとでやり取りをすることになりました。 相手側の保険会社から電話がきて、事故の状況などを聞かれました。 最初から最後まで私側をバカにしたような口調と態度で、話をいくらしてもなかなかまとまらない状態でした。 私が若いからバカにされているのか？と思い、親にやり取りを依頼しました。 その途端に相手側の保険会社態度は大きく変わり、こちらの言い分にも共感し始めたり、加害者が悪いですねなどの発言があったりと、少しずつ前進していきました。 何度か電話でやり取りをしましたが、話がまとまるのに約1年かかりました。 相手側の保険会社の要望は、8対2くらいでケリをつけたいような感じでしたが、私は電話のたびに10対0か9対1（その場合は、加害者側の修理代は出さない）でしか応じないということを伝え、約1年かかった末に9対1で相手側の修理代払わないこと、病院の受診代、治療費などを含め示談成立としました。 本当は、新車で返して欲しいくらいと思っていたので、10対0を希望しましたが、これ以上長引かせる気力も無くなっていたため9対1での条件を出し、相手の保険会社が相手を説得し渋々応じてくれたような感じでした。 正直、個人の力では満足いく結果は得られないと思いました。 相手が厄介な相手の場合には、弁護士などのプロの力を借りた方がいいと思います。