追突事故で、相手にその場での示談交渉を申し込まれた体験談

前方不注意の車が、後方からぶつかってきたが物損扱いを主張

これは、私が体験した交通事故の話です。 国道片側二車線を車で走行しており、左側の道に曲がるため、ウィンカーを出しました。 速度を少し落として、左折しようとしたところ、軽い衝撃音を後ろから感じました。 どうやら、私がウィンカーを出したこと、速度を落としたことなどに気づかず、後方の車がぶつかってきたようです。 すぐに、互いの車を路肩に止めると、相手の方は車を降りて、私の方に謝罪の言葉をかけてきました。 見ると、私の車の後方が、少しだけ凹んでいました。 相手の方はライト部分の破損がありました。 私としても、まさか追突されるとは思っていなかったのでびっくりしましたが、相手の方が丁寧に自分の過失を詫びてきたこと、身体を気遣った言葉をかけてもらったりしたことから、あまり事故自体を深刻に考えていませんでした。 相手の方はすぐに自身の保険会社にも連絡をしているようだったので、私も自分の保険会社に事故の報告をしました。 すると相手の方が、「事故自体あまり大きいものでないので、人身でなく物損扱いにしませんか？警察の手続きも面倒ですし…」と言ってきました。 こちらとしては、確かに車の凹みは浅く、私自身も体に特別なにかケガをしているわけではないので、一瞬、それもありなのかな…と思ってしまいました。 しかし、警察に届け出ないで、ここで示談をするにしても、何をすればよいのか困るので、すぐに自分の保険会社に相談することにしました。

警察での事故見分に切り替えるとウソの主張をする相手に辟易

私の保険会社に言われたことは、きちんと警察をよんで人身扱いにしてもらってください、ということでした。 事故状況から考えても、私に過失があるとは考えにくく、過失割合にしても、9：1で、1割合くらいにしかならないので、物損で示談をすると賠償問題において損することになる、と教えてもらいました。 そこで、すぐに相手の方に、やはり警察を呼びましょうと話し、警察を呼ぶことになりました。 相手の方は、あからさまに不機嫌な態度になり、再び保険会社に連絡を取ったりしていました。 その後、私の方で警察に連絡をし事故処理をしてもらいましたが、事故見分の時も、相手の方は私の車が急ブレーキを踏んで曲がろうとしたとか、よけきれなかった、などと主張をしてきました。 こちらとしては、事実を捻じ曲げられてしまいそうで、あわてて自分の主張をしましたが、相手のウソの主張にはほとほと困ってしまいました。 その後、私は保険会社の方に一任し、相手の方との示談交渉を進めてもらいました。 相手の方は物損を人身扱いにしたことで、かなり怒っている態度のようでしたが、保険会社の方が親身になって色々話をつけてくれたので、なんとか示談が成立しました。 車の修理代が思いのほか10万を超えたこと、私のケガは大したことないと思っていましたが翌日から痛みが強くなり、病院での治療費に1か月5万円くらいかかったので、改めて人身扱いにしてよかったなと思っています。